夏休み特別企画「家の模型と街を創り上げる体験学習型ワークショップ」
8月22日に夏休み特別企画として、お家の模型と街を作るワークショップが開催されました。
学習テーマは「都市構想をデザインしよう~暮らしと住まいを考える~」ということで、講師に建築・ハウスデザイナーとして働く菊地晴香さんにお越しいただきました。
ワークショップに加え、建築やハウスデザイナーの仕事の話、
今回は小学3年生から高校3年生まで、様々な学生たちが参加してくれました。
このイベントでは、”大人×子どもで「オモシロイ」をつくる”をコンセプトに学生たちが「自分の未来」「社会の未来」について楽しく学べる空間作りを目指しています。
今回もグループを組んでもらい、違った学年や学校からの参加者、そして様々なバックグラウンドを持つ大学生・社会人スタッフたちと一緒に学び合います。
まずは自己紹介からです。
全員が初めて会うという場で、少し緊張している様子も見られましたが自己紹介後はすぐに打ち解け楽しそうな会話や笑い声が聞こえてきました。
そして自己紹介の後は、講師の菊地先生による講演です。
菊地先生は現在、設計・ハウスデザイナーとして様々な物件を担当、株式会社バレッグスにてリノベーション課の主任を務めています。
リノベーションや住まいについて、物件が実際にどのように変わっていくのかという事例とお話をする菊地先生。
たくさんの事例写真を基に、これまでの実績や手掛けた物件、お客様からの要望についてのお話に参加してくれた学生やスタッフも興味津々です。
家や建物が出来るまでにどのような人が関わっているのか、どのようにして建てられるのかというプロセスについてのお話も。
普段何気なく過ごしている日常の中に当たり前にある家や建物について見方が変わる学びがたくさんありました。
そして、「勉強すること」や「仕事をすること」についての意味についてのお話もしてくださり、学生にとっても心に響く講演となりました。
講演の後はいよいよ模型作りです!
菊地先生の説明を基に、まずはそれぞれが家の模型の型となる屋根の種類を陸屋根・片流れ・切り妻屋根の三種類から選んでいきます。
カッターの正しい持ち方、切り方も教わりました。
作りたい模型の型を選び、カッターでボードを切っていきます。
小学生の参加者はスタッフが補助をしながら進めていきます。
ここまでが完了したらあとは各々が作りたい家をイメージしながら壁紙や内装を作ります。
菊地先生が実際に使われている壁紙をたくさん用意して下さいました。
その他に折り紙や壁紙シート等、たくさんの種類から自分が好きな色や理想の家をイメージして選びます。
床の色や壁紙の色をじっくりと吟味して選ぶ姿が印象的でした。
そして各自スタッフと協力しながら作業を進めていきます。
ツートンカラーの壁紙にしたり、ひし形の窓を作り木枠をはめ込んだりと、センスが光ります。
壁紙を貼り、窓を開けたり、2階部分を作ったり、屋上を作ったり。
それぞれの想像力が形になって表れます。
参加者もスタッフも皆、真剣です!
それぞれが自分の作りたい家の内装を想像し、一つずつ作り上げていきます。
最初は静かだった会場がとても賑やかに、大学生・社会人スタッフと談笑しながら模型作りをする様子もたくさん見られました。
高校生グループの机では大学生スタッフに進路相談をしている姿も。
この後、作った模型で小さい街を作るので、道路を作るスタッフたちも真剣です。
ミニチュア道路工事に植木、人や横断歩道作りに尽力します。
菊地先生は各テーブルを回り、都度ヘルプに入っていただきました。
13時から始まったワークショップイベントでしたが、あっと言う間に時間が過ぎていきます。
まだまだ作りこみたい様子も見られましたが、時間が来たためここから街作り。
真ん中に道路を挟み、それぞれが作った家を並べていきます。
完成時には「お~!」という声が!
参加者全員の個性溢れた家で出来た街の完成です。
元は真っ白なスチレンボードだったものがそれぞれの想像力で全く違う家に!
皆の奇想天外なアイディア、型に囚われない発想に脱帽です。
今回もたくさんの学びと発見がありました。
また、今回はこのような状況下での開催ということで、看護師でもある小嶋理事の問診が事前に行われ、スタッフ共にいつでも対処ができるような体制を取らせていただきました。
会場の後ろの壁も開けて頂き、全ての窓の開放を行い換気を整えた状態での実施となりました。
無事にワークショップイベントが開催できたこと、「学生の未来を応援したい!」と集まってくれたスタッフの方々、楽しそうにイベント参加してくれた学生の皆さんに本当に感謝です。
このイベントを通して未来への希望や選択肢、そして自身が持つ無限の可能性を感じてもらえれば幸いです。
イベント情報はHPにて随時更新予定です。
イベントや学習会の情報についてはHP内のお知らせをご確認ください。
協力:株式会社バレッグス様、Cue Studio様