無料で誰でも質問できる!現役大学生が開発し、勉学サポートを行うStudyHub

勉強でのサポートが必要な時。質問がしたいとき。

無料で気軽に現役大学生に質問できるアプリ“StudyHub”がリリースされました。

今回はStudyHubについて、そしてアプリ開発に至った想いとこれからの展望を開発者の森脇一陽さんにお伺いしました。

森脇さんは現在、慶応義塾大学の商学部に在籍している大学生です。

教育に興味を持ったきっかけは、自身の経験から経済格差を目の当たりにしたことでした。

親の仕事柄、高校生までの間に何度も引っ越しを繰り返した森脇さん。

公立学校を転々とし、感じたこと。

それは、土地ごとに見える格差でした。

塾や予備校に通えるのはそれだけ収入がある家庭の子どものみ。

また、地方であればあるほど“通えるかどうか”ということも加味されるため、物理的に塾に行きたくても通うことが難しいケースもあります。

それ以前に、まずは“生きていくこと”を第一に考えなければならないというケースも目の当たりにしました。

特に小学生時代はこうした相対的貧困を目にし、経済格差を顕著に感じたそうです。

その格差は大学に入っても尚、変わらないどころか広がっていくばかりでした。

誰かの”学びたい”を応援したい。

その学びによって見えてくるもの、選択肢が変わってくる。

経済格差からくる教育の格差を目の当たりにし、教育に興味を持った森脇さんは、自身も個別指導塾や模試の採点・運営等の教育関係のアルバイトに携わります。

しかし、教育の提供の手助けはできるけれども、自身が感じる格差を埋める一歩を踏み出すには、自分の力だけでは限界があると知りました。

そこで、教育に対する自分なりの関わり方を探し求めた結果、生まれたのが”StudyHub”です。

無料の学習アプリを自分で作ってしまえば、中高生はお金をかけずに勉強ができ、運営としても予算の制約はなく、またスマホさえあれば誰でもダウンロードできるため物理的な制約もないので、全国の中高生を支援することができます。

こうしてアプリを開発、昨年夏にリリースしました。

現在は40名ほどの現役大学生が在籍しており、現役の高学歴の学生に無料で数学と英語の質問ができるようになっています。

森脇さん(右中央)が携わる教育事業MTGの様子

しかし、勉強が出来ても、いい大学に入ることができてもそれが幸せかどうかは分からない、と森脇さんは語ります。

勉強するということが最優先。

それは勿論大切なことでもありますが、それだけが全てではありません。

点数や評価だけが人を測るものさしではない。

点数が高いから、成績が良いから、評価をされているから、人となりが決まるわけではない。

どれだけ良い大学に入っても、良いと言われる会社に入っても、それは果たして幸せであるのか。

それは確かに経済を回せるかもしれない。勿論幸せだと感じている人もたくさんいる。

しかし、ストレスをためながら、身を削りながら、自分自身の声を無視したままの人生を送っている人も多くいるのではないか。

“豊かになる”という感覚がない人が多いのではないか。

だが、それを解決できるのも、また教育なのである。

森脇さんはその型の中から一歩踏み出して、本質的に自分と向き合う機会を一人でも多くの人に持ってもらいたいという強い想いの元、これからも教育分野での貢献を行い続けます。

IOS版のアプリはこちらから
https://apps.apple.com/jp/app/studyhub/id6468977929

■このアプリを開発した人

森脇一陽さん(22歳:2024年現在)
・慶應義塾大学商学部在籍・3年生
・プログラミングを独学し、某大手予備校でシステム開発に携わったり、アプリの個人開発・受託開発を行ったりしています。自分の考えを形にできたり、スマホを持つ全ての人に導線があったりすることが、アプリ開発の面白い所です。今後はStudyHubをより良いものにしていきたいです!