全国に広がる「無料塾」について徹底解説!

全国で少しずつ増えている無料塾。

ですが、まだまだ世間で広く認知されているとは言えません。

そこで、全国で広まる「無料塾」とは一体どのようなものなのかご紹介いたします。

無料塾とは…

無料で学習指導や自習の場を提供する団体です。

地域の公共施設を借りて行っている団体が多いですが、中には企業様からの協賛にてスペースを借りている団体もあります。

また、対象生徒や形態は様々で通常の塾のような授業を提供していたり、個別の形式をとっていたり、自習形式の塾も存在します。

対象生徒も団体ごとに異なりますが塾に通っていない小学生~高校生、そして浪人生や社会人を対象としているところもあります。

無料塾が立ち上がった背景

無料塾が立ち上がった背景も団体ごとに様々ですが、「貧困」といった経済格差からくる学力の差を埋めるべく立ち上がった団体が多く存在します。

「無料」と聞くと一見経済的な理由で塾に通えない子どもたちへ無償で学びの場を提供するといった印象がありますが、それ以外にも学校や受験塾で学ぶ”知識”以外の体験や経験学習を行っている団体もあり、社会性涵養の場としても大人と子どもが共に学び合えるような場を提供している団体もあります。

学んだ知識をどう使うのか?そしてなぜ学びが必要なのかといった授業が行われていたり、社会人の方やプロを招いた特別授業をしたりと能動性や思考力を高めるような取り組みも。

中には、学びたい生徒が気軽に勉強が出来るような場を作りたいと自習型の無料塾を開催している団体もあったりと様々です。

どのように運営されているの?

無料塾ということで、勿論無償で授業や学びの場が提供されています。

そしてその殆どは運営者の自費や個人、企業様の寄付金で成り立っています。

法人が運営している無料塾や行政から委託事業による補助金や助成金にて運営しているところもありますが、まずは設立者の自費から始まることが殆どです。

基本的にスタッフや講師は大学生や社会人等のボランティアがあつまり、勉強を教えています。

また、講師として高校生が中学生に教えたり、中学生が小学生に教えたりすることもあります。

無料塾の未来

今、各地で無料塾が少しずつ増えてきています。

無料塾というとどうしても上記にもあるように「貧困」や「教育格差」といった言葉もどこかで耳にすること、目にすることもあるかもしれません。

しかし、本来はそういった要素は関係が無く、学びたい人、学びが必要な人がくる場です。

生徒・講師・スタッフが社会にとってより良い場を創り上げていこうという気持ちがあっての「学びの場」となっています。

無料塾は周りの方々・そして企業様の支援と気持ちで成り立っています。

そして「自分たちのために支援をしてくれている」と子どもたちは感謝を感じ、自主的な勉強の姿勢を生んでいます。

無料塾は、強制して学ばせるのではなく、自ら学びを求めて一生懸命に取り組む姿勢を身に着ける場でもあると思います。

今後、子どもたちが彼ら自身の手で幸せを掴めるようにこの無料塾という温かい「学び」と「空間」が増えてほしいと願うばかりです。

一般社団法人ネオパレットでは全国の無料塾リストを掲載しておりますので是非ご覧ください。