防災学習ができるキャンプ場を建設中!

現在、一般社団法人ネオパレットでは山梨県北杜市に防災・減災学習が可能なキャンプ場を建設中です。

キャンプ場としての使用は勿論、自然と触れ合い、自然から学ぶことにより得られる豊かな感性や自ら考え行動する生きる力の基盤を形成できるような場所づくりを目指しています。

なぜキャンプ場なの?

体験型教育として学びを得られることの一つに自然との関わり、即ち環境教育が挙げられます。

昨今、タブレットの配布やオンライン授業の実施等、テクノロジーと教育の関係が密接化していますが、それに伴い自ら自然から学ぶ機会が減少しています。

現代社会に於いて知識を得ることも生きる上で欠かせない学びですが、その知識をより一層生かす為の行動力や思考力を育む場の必要性が高まっています。

様々な状況下や人との関わりの中で、様々な体験や経験ができる場所を作り上げたいとの思いから、「生きる力」や「原点に立ち返る感性」を経験できる場所づくり目標に、キャンプの建設に至りました。

キャンプから学べることとは

1:思考力・行動力を育む

キャンプをするにあたり、切り離せないことが「自然との触れ合い」です。

「自然」という存在は我々一個人が手を加えることも、簡単に変えることも出来ません。

こうした環境の中、自ら何かに挑戦をしたり、達成するといった様々な成功体験から道徳心や感性を養うことができます。

自然という大きい存在を目の前にして諦めざるを得ない状況に直面すること、そして失敗する体験からもまた、学びが生まれます。

自然と共存することによる学びは「生きる力」を身をもって実感できる場所でもあります。

2:災害・防災意識の向上

地震災害が多い日本では近年、災害に対する意識がより一層増しています。

実際に震災後には外で避難することを余儀なくされた方々も大勢います。

キャンプで使う技術はいずれも野外で過ごす際に必要となる技術ばかりです。

火の起こし方やナイフの使い方、テントの中で暮らすためのスキルなどを実際に知り、経験することにより災害時での状況での冷静な判断や生活する力を身に着けることができます。

また、こうした技術を身に着けることにより自分自身だけでなく助け合いの精神やマネジメント能力も育まれます。

安全教育や災害・防災教育の視点からもキャンプを通してたくさんの学びを得ることができるのです。

3:協調性・社会性の涵養

自然との共存生活の中で得た知識を実践に移すことの他に、キャンプは他者との相互扶助を学べる場でもあります。

自ら行動をしないと状況や環境が変わらないという中で他者と協調性を図り、助け合う力が必要とされるキャンプでは、自分の意見を伝え、更には相手の意見も聞き入れ選択し、判断を下すという経験を得られます。

こうした選択と判断の中で共助を重ねることにより自立心や自己決定力が育まれ、更には協調性・社会性の涵養にもつながります。

*涵養とは…自然に染み込むように、養成すること。無理のないようだんだんに養い作ること。例「徳を涵養する」

キャンプ場の進捗やオープン状況はお知らせよりご確認ください